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執筆者の写真飯沼靖博

白菜の畝を仕込みました。


少し前になってしまいましたが、6月9日に秋作用の白菜の畝を仕込みました。


ここは、春まで沢山の白菜の菜花が採れたところで、

また、同じように白菜を育てつつ、どちらかといえば春に出てくる菜花を狙って栽培します。

まずは、すっかりとう立ちして種がついている枝を刈っていきます。

根を抜き、刈った枝を回収して、畑で刈った草も集めます。

今回は竹チップを使わずに、草での仕込みをやってみようと思います。


予め、連作すること、そしてその残渣を入れ込むこと、というのが自分としてはポイントです。

雑草がそこに同じように生え続けるように、作物もその土で繁茂するようにするには?

と考えれば、栄養がある、無しという考え方ではなく、その植物を育てる環境と微生物がいるかどうか?ということが問題なのではないか?と思うようになりました。


残渣は分子レベルで同じ部品を使い回すため、成長効率よくしてくれるし、

今回、種つきの残渣を入れ込みことも、生命力を土に与えるという意味で、土作りとしては大きいことのように思います。


綺麗に取りきってから…

畝の真ん中に溝を作り、そこに残渣となる茎や

刈った草を入れていきます。

管理機で畝間から軽く土をかけて整形します。

たっぷり水をかけます。


最後に透明ビニールでビッチリと空気が入らないように覆います。


これは、

「太陽熱処理」と呼ばれる方法です。

かれこれ5、6年前から炭素循環農法をやっている人の間では主流になったやり方で、

最近では色々なところで取り上げられやられるようになりました。

元はBLof理論という難しそうなものが元ネタらしいのですが、作物によってはすぐに上手くいかない場合もありますが、実感として作物の成りがやるのとやらないでは全然違います。

自分なりに何故?というところで納得いく説明が未だにできないのが悔しいところなのですが…


「ギャップ(撹乱)を起こして、その反発力を高め、生きようとする力を引き出し爆発的に微生物を増やす」

そんな認識でやってはいます。

微生物のエサとなる草などの炭素資材水と、水をたっぷりかけ、空気が入らないようにビッチリかけるのも、ある程度の湿気を帯びることでエサが分解しやすいこと(腐敗分解から発酵分解へ移行させるところもある)、過酷な環境を作ることで病原菌や虫が生きられない状態にし、連作をすることで、そこで育てた作物の菌が多くなっているので、狙ったものを増やすことができる…


今の所そんな感じでしょうか。

今後も観察し検証をしていきたいと思います。


よかったら参考にして実践してみてください。

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