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執筆者の写真飯沼靖博

トマトのハウス仕込み方針

毎年トマトを作っているハウスの現在の状況


見ての通り、不揃い不出来でさんたんたる有様です汗


寒さのせいもありますが、それだけを言い訳には出来ません。




小松菜…

全体的に色が薄過ぎで窒素飢餓を起こしているように思われます。

小松菜が吸収しにくい状態にあるのか?

微生物が一気に増えて一気に死に、それらを分解するためにバクテリアが現れて窒素が奪われたのか?

(その辺りの理解がまだ出来ていません)

早い段階で徒長し花をつけ始めたのもダメになる前に子孫を残そうとする状態になってしまったということだと思います。




ホウレンソウ…

まぁ〜大きくなりません!!笑





大きくなったと思ったらアブラムシ…涙


これは何が起こっているか?と言えば、単純に土が腐ってしまっているということで、

小松菜よりも全然小さく育たないのに色が濃いのは、それだけ窒素が必要なのだと思います。


そして

アブラムシなどがハウスで何故つきやすいのか?と考えると、

材料不足!が挙げられるのではないかと思います。

冬で日差しがあまりなく、ハウス内では光が遮断され光合成も通常よりも行われません。

また、土の中の微生物量が少ないと適切な窒素も供給されず、光合成で作られる糖とのバランスを取れずに、細胞壁も薄くなり、腐りやすい窒素分の匂いを嗅ぎつけて虫が寄ってくるのではないかと考えました。



チップなどの有機物も分解し切っていない。

これはこれで糸状菌が増えていいのですが、空気が入らないところまで入ってしまったりすると腐る原因になるので注意が必要です。

特に野菜くずなどを混ぜる場合は、窒素分が多いので空気がないところでは雑菌にやられ腐りやすくなります。

そのために米糠ボカシなどを混ぜて乳酸菌などの有用微生物の力を借りるわけなのですが、その上で菌糸が張れば窒素固定菌がついて多少の窒素供給になりますが、野菜くずに含まれているものにそれは依存するものではないかと今のところ考えています。




土が腐っている証拠にネズミも寄ってきます…


というわけで、残念な感じでそろそろここも見切りをつけて、次のトマト栽培へ切り替えていこうと思います。

このハウスの方針は、まだまだ分解しきれていない有機物があるので、それを分解させ切ることと、同時に糸状菌を増やすことです。

小松菜やホウレンソウ残渣は取り除き、耕起して一度空気を入れ直してから、畝を整え、その上に竹チップを敷いて、水を撒いて

透明ビニールをかけてみようと思います。

腐敗させるものは腐敗させ切って、上から菌糸を張らせてみる…という作戦。








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